やた郎の読書備忘録

読んだ本の感想など

自分を操る超集中力

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DaiGo/著

「自分を操る超集中力」

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これを受験期に知っていれば、結果も大分違っただろうなぁ。。(遠い目)

いやいや、今知れただけでも良しとしよう。

 

リモートワークや在宅勤務が通常になると、いかにして自分を律して自己管理できるかで当然パフォーマンスは大きく変わってくる。けれども、自宅でしかもスマホSNSが普及している現代において、持続的な集中力を確保できずに頭を抱えている人は少なくないのではないだろうか。私の場合は喫茶店やラウンジにノートパソコンやiPadを持って行き作業するのが最も捗るのだが、このご時世同じように考える人は多く、席を確保するのにも一苦労である。それに何時間も居座るとなると軽食などを頼まざるを得なくなり出費がかさんでしまうし、あまりに毎日利用していると店員との間に若干の気まずさを感じてしまう。

とはいえ、コワーキングスペースレンタルオフィスを利用する気にはなれないし、自宅には誘惑が多過ぎてすぐに集中が途切れてしまうしダラダラしてしまう。

どうしたものかと悩んでいた時に、「そうだ、本に相談しよう」と思い、さっそくいつものように集中力ハック系の書籍を買い漁るに至ったのだった。その第一弾が表題の本である。

 

DaiGo氏のこのジャンルの本はもう一冊、「超習慣術」もありそちらもざっと目を通してみたが、編集の関係もあってか個人的には表題のこちらの方が圧倒的に読みやすく、すぐに実践可能な内容であると感じた。

特に後半最後の"時間術5選"は私にとって非常に有益なもので、タスクを「厳選」して「一極集中」することがいかに生産性において重要かを再認識できた。これに加えて、瞑想・運動・各種アプリと上手く組み合わせることができれば、今後時間を無駄使いすることはかなり減らすことができそうだ。

 

特にスマホ及びSNSは、タバコや酒同様、もしくはそれ以上に依存性中毒性の塊で、時間泥棒、大泥棒もいいところである。意識的に遠ざけたり電源をオフにしなければ、スマホ中心に日々が、脳が、人生が消費されてしまう危険性を孕んでいる。お金は失ってもまた稼げば良いが、失った時間は取り戻しが効かない。目的ありきの使用ならまだしも、コンテンツマーケティングの餌食となっていることにも気付かず、毎日なんとなくスマホ触ってたら数時間過ぎているなんていうのは、一度限りの有限な人生において結構笑えない話である。その時間を夢や目標のために使うことができれば、成長速度は段違いに速くなるだろう。

 

それだけ身の回りがノイズや広告に溢れているということは、それをキレイさっぱり取り払うだけでめちゃくちゃ思考がクリアになり時間も増えるということでもある。デジタルノイズを断捨離し、無駄なものや情報は視界に入れず、優先度の高いタスクだけに集中する環境・状況をデザインする。オフィス勤務だとなかなか難しいかもしれないが、在宅であればそれを極限まで追求しても許される。

 

思い返すと私は読書に関して言えば、読書用に購入したリクライニングに座り、読書用のスタンドライト以外は全て照明を消し、耳栓をして、飲料水だけ横に置いて、スマホはフライトモードにして引き出しに閉まっているが、めちゃくちゃ快適で、自分がこれまでになく集中しているのを感じるし、読み終わったあとは達成感・充実感もあり非常に心地が良い。映画館で作品を見終わった時の感覚に近いかもしれない。

ゾーンに入る条件やトリガーを自ら作り出すことができれば、早い話「夢中になれる状況」をコントロールできるようになる。そうすれば、必然的に最高の集中力が手に入るということだ。

とは言えそう簡単ではないだろうが、めちゃくちゃモノにしたい能力であるのは間違いない。

 

早速今日から読書時間以外でも集中が必要な時には、ポモドーロやウルトラディアンリズムなどの短時間区切り集中法を取り入れ、スマホのオフタイムを積極的に使っていきたい。