やた郎の読書備忘録

読んだ本の感想など

人生攻略ロードマップ

本日2冊目はこちら。

迫佑樹/著

「人生攻略ロードマップ」

 

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自己啓発系?第2弾。

23歳にして年商10億超えの天才、迫佑樹氏です。

 

キメラゴン氏も然り、最近は億万長者の若年化が進んでるなぁ〜。それだけWEBやSNSには可能性が溢れているということでもある。

そしてこの本では、ご自身が経済的成功に至るまでに辿ってきたロードマップを、非常に分かりやすく丁寧に解説してくれている。

流れを読むと「確かに自分でもできそう」と思わせてしまうのも、また恐ろしい才能である 笑

圧倒的な行動力や努力もさることながら、この手の突出する方というのはPDCAの回転速度が異常に速い。本来数年〜十数年経験することで初めてアッパーというものを悟り、次のステップはないかと模索するところを、1〜2年そこらで着々と資本家へのステップアップを果たしている。信頼できるメンターの存在や、WEB・SNSの社会浸透が、ただでさえ行動力/学習意欲の高い若者の成長速度を、更に異次元にまで加速させている印象がある。

特に後半につれての事業分散あたりの追い込みが凄まじい。かわいいタッチのイラストと丁寧な文章とは裏腹に、ゴリゴリ鬼ハードビジネスマン的な内容とのミスマッチを感じずにはいられない。

 

若い人がどんどん起業したりフリーランスになる傾向は、個人的にとても良いことであると感じている。「いやアンタどこから目線やねん」と思われそうだが、子を持つ親としては、世の中がイノベーティブであり続けることは非常に頼もしく感じるし、そうあって欲しいと思う。

 

日本というのは、国そのものが老化の一途を辿っているため、既存の社会システムがどうしても若い人であるほど不利に働くようになる。既得権益が凝り固まり過ぎていて、イノベーションも起きづらい。

更に今後、もっと厳しい社会・経済を迎えるにあたり、現役世代はもちろん、若者も自分の力で生きていくサバイバル力が求められるようになる。国や会社、下手すれば親にすら頼ることが難しくなるかもしれないからだ。そうなると、ポータブルスキルが何もない/日本語しか話せない/IT知識がない、これらは経済活動を行う上で大きな死活問題になり得る。

 

時代の潮流を読み間違えると、軌道修正に多くの時間や労力がかかってしまう。このような所謂、「令和の成功者たち」による経験談を多く読んでインプットすることで、今の時代の動き方・トレンドを多少は感じ取れるのではないかと思う。